VRカウンセリングの研究で、カウンセラーのアバターの「見た目」が有名な精神科医であった場合、そうでは無いアバターと対話した後よりも、気分が良く、幸福度が高まったという研究1)や、より親密な人のアバターであった場合、さらに不安症状の改善に効果的であったとする研究2)があり、カウンセリングや心理療法の提供者の「見た目」が効果に影響を及ぼす可能性が示唆されています。
1)Osimo, S. A., Pizarro, R., Spanlang, B. & Slater, M. Conversations between self and self as Sigmund Freud-A virtual body ownership paradigm for self counselling.Sci. Rep.5, 1–14(2015)
2)Yuko Yamashita and Tetsuya Yamamoto:Virtual Reality Heals My Reality: The Effect of Virtual Reality Self-Counseling with the Intimate Other Avatar
アバターコミュニケーションを介したセッション提供は、クライアント側のみならず、提供者側にも多くのメリットがあると考えます。
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